屋根屋家業の屋根裏部屋、おかげさまで16年続けてます。

屋根屋の屋根屋 長尺(仮)が綴る日記です。

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トンネルはどのように作るのか?

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異業種交流の席でトンネル工事を携わっている方と同席をした。


日本の測量技術の高さを誇ることから話し始めた。

上空からの空撮・そして測量の技術によってどのような長いトンネルも左右からのズレが10cmも生じない。



『山を怒らしてはいけない』ことが第一である。


山を怒らせない? ことと言うのは、山の中心を決して掘ってはいけないということである、頂上の真下は重力が垂直にかかり、山が怒ってトンネルを潰しにかかるとのことである。


砂山を掘るのと同じ理屈で、中心を掘ると崩れやすいが、少しずれたところを掘ると崩れにくくなる原理と同じである。


最初に導坑を半径2mの幅にて掘り進む。
掘削機の刃は人工ダイヤモンドでできており、ひとつの刃の大きさが80kgであり本物のダイヤではとっても高価なものになる。

御影石などでゴマ模様の入っていない石はとっても硬くダイヤの刃もすぐに使えなくなってしまう。これらのへたった刃を肉盛りして再使用するのだが、狭い坑道のなかで取り替えるのはとっても大変なことである。

快調に進むときは日に12m進む、どうしても硬い岩にあたった場合はハッパをかける。

この時に、どこにダイナマイトを設置するかが、長年の勘と技術ということである。そして、この目測を誤った時に事故が発生する。

爆風で岩が砕かれる前に自分の方へ爆発力が戻ってきて事故になってしまう。爆風でバラバラになった同僚を思い出すと、とっても辛い日が続くとのことであった。

削りだした岩や土をベルトコンベアーにて運び出す、導坑が出来上がると本坑に取り掛かる。


そして、長い年月をかけて作り上げ、開通式に参列した時の喜びは語りつくせないとのことである。



そして、またこの挑戦は続く・・・・・。
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テーマ:仕事の現場 - ジャンル:ビジネス

  1. 2006/03/31(金) 09:48:40|
  2. HOW TO ?  どうなってんのかなー
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世界遺産 ~聖地 ダラム(DURHAM)~

国道A1Mを北上、スコットランドを目差す旅を続ける。

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ニューキャッスル市街の渋滞情報を聞いて、司教が一国の支配権を持ったとされる聖地ダラムを見学、A691号線にて迂回をすることにした。

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前方の丘の上に目差すダラム大聖堂が見えてきた。
ダラム城は町を見下ろす、ウィアー川を障害の一部に利用した高台の上に建てられている。

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聖カスパートをまつったノルマン様式大聖堂は40年の歳月を要した。

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現代建築では考えられない重機のない人力を投入して作り上げたことだろう。


川の両サイドは世界遺産にふさわしく景観を損なわず、訪れる人の目を寄せ付ける。
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フラムウェルゲート橋を渡り、この町のイメージを表わすようなサインに歓迎されて、なだらかな道を上る。

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途中広場になん人かわからない銅像がえらそうに馬にまたがっている。
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城下町を散策すると素材である石材スレート屋根が補修用においてあり、屋根と壁の防水処理は石壁を削り取って目地を作り、その取り合い部分を鉛板できれいに納めている。

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鉄であったらこのように歴史のある建物を保存するにはメンテナンスが大変だ、昔の建築家は鉛という素材を考えて使っている。


古都の住宅の門が朱色に塗られたデザインが意外と違和感なく感じた。
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そして、人一人通るのがやっとな通路があちらこちらに散在している。馬では攻め入られない様に考えた町創りのようだ。
石畳の道を登りつめたところに多くの巡礼者を集める大聖堂がある。
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そんな古都の町の駐車場に日本の車日産マーチ(ヨーロッパではマイクラと名つけて販売している)が止まっていた。

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一瞬ホームシックが胸を通りすぎた。



テーマ:ヨーロッパ旅行記 - ジャンル:旅行

  1. 2006/03/23(木) 15:47:17|
  2. 見て、手ふれて、我で、留まって、記す
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暖かくなったり寒くなったり。。。

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花粉が飛び交う季節が到来。


マスク姿の人々が見かけられるようになって、彼岸の中日を境までには、光で温度を感じるようになります。


これからは、さらに暖かくなり空気で気温の上昇を感じるようになります。
このころの寒暖の差は7.9度ぐらいで、前者は3.7度の差といわれています。

屋上の『ウエットジェット』のシステムに植えられた芝生もほんのりと枯れ葉から、新芽の鮮やかな緑が出始めて春が来たんだなーと感じさせます。

早々に、芝生の上でゴロンと横になってみます。太陽光線から感じ取る温度と、さわやかな風が心地よい眠りを誘ってくれます。


このシステムを施工をしたのが平成9年のちょうど今頃です、「まったくこの世に存在しないシステムを特許化してここまで長い間の実績を積んできたなー」と真上の抜けるような真っ青な空を見上げながら思いにふけります。


お陰様で18,000平米規模のドーム屋根に採用され、本年6月1日から施工に入ります。すでに成型加工が24時間体制で始まり、昼の休みもせずに成型機械が自動で稼動している音が聞こえてきます。



『三寒 四温』をこのような状況下で感じることに大変な喜びがあります。


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  1. 2006/03/18(土) 15:10:48|
  2. 日記
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『はげる・はがれる』・『流失』

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以前、高校校舎の屋根に銅板に人工緑青を施した材料で大和葺工法を施工しました。

完成してから数年後、現況調査と経年変化の確認をしてきました。

昨今の酸性雨と排気ガスにより、屋根材は少し黒ずんだ状況ではありますが、美しい緑青色の屋根になっておりました。



この屋根は下記の製造工程に基づき作られました。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
①工場内において銅板コイルを切断

②材料表面に付着したゴミ除去及び油の脱脂処理

③化学反応を起こしてから少しでも付着し易くなる様、
 材料表面をケレン処理

④一液処理・二液処理

⑤化学反応を起こして30分間放置し、酸による酸っぱい香り
 が立ち上がり、緑青銅板の出来上がり

⑥大和葺に成型加工

⑦梱包し、現場へ搬入
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

施工当時を振り返ってみると、このようなエピソードがありました。


施工は順調に進み、屋根は一部の取り合い部分を残してほぼ完了という
ところまで進みました。


真夏の暑い時期でしたのでほとんどほとんど雨が降りませんでした。


ところが、足場を取り外す頃に突然の夕立・・・


騒動が発生しました!





「屋根が剥がれた!!!」




と現場から連絡が入りました。
すぐに現場へ急行すると、屋根が剥がれているのではなく、屋根材
表面の緑青が流れ落ちてしまったのです。


施主・設計事務所・ゼネコン・弊社が集まり、対策会議が開かれました。

そして至急、報告書の作成依頼を受けました。



ここで問題??が発生しました・・・。


私を除いて3名は髪の毛の薄い方ばかり。
既に85%髪が無い方、バーコード状の方なのです。



報告書に『はげた!!はがれた!!』という表現を明記できずに悩みました。


その結果、『流出』という表現に置き換えた報告書を作成しました。

テーマ:どうでもいいこと - ジャンル:その他

  1. 2006/03/07(火) 10:49:44|
  2. 笑っちゃう・・・・・?? お話しコーナー
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蚤のタンパク質から

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先日、ほぼ完璧な弾力ゴムを開発したオーストラリアの連邦化学産業機構チームリーダーであるクリス・エルビン氏の日記を読んで感激した。

私が学生の頃、走り高跳びの背面跳びの練習を何度も重ねたが、記録は限界に達していた。
その時思いついた事が、このエルビン氏と同じ様な発想だった。

『ノミをたくさん捕まえ、ゴマすり器で潰し、タンパク質エキスを摂取すればより跳躍力は増すのでは?』

自分には思いつきだけでこの様な弾性ゴムの開発までは頭が回らなかった。


彼はボールの跳ね返りは弾むたびに弱まる。何故なら変形でゴムに溜まるエネルギーの一部が熱に変わるからだ。
そこで、溜めたエネルギーを元の形に戻る際にほぼ100%解放する完璧な弾性ゴムを開発し、世界の注目を集めた。
これからはナノテクノロジーの開発が進み、どんどん新しい発明が世に出てくる。

自然にはまだまだ面白い素材が眠っているという。
「生物学者が採って来た素材の構造を物理学者や科学者が調べ、合成する。
金儲けが目的ではなく、こういう科学がとにかく楽しい。」
と、エルビン氏は言う。



私が携わる屋根業界も遅まきながら、外断熱工法へ向かって進歩・変化し始めたと思う。
年がら年中同じ工法を施工していたら何の進歩発展もない。
いずれ同等、それ以上の製品によって販売シェアを奪われてしまう。

最近の経済界の動きでは、コニカミノルタフォールディングスは「写真とフィルム」という創業事業から完全撤廃し、富士写真工業、ノーリツ鋼機などはデジタルカメラに押されてフィルム及び現像の需要が減り、業績が急変している。


「どの様な業種でも、日進月歩で技術革新を行わなければならないと」
とノミの記事を読んでさらに決意を固めた

  1. 2006/03/01(水) 09:47:01|
  2. 日記
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  4. | コメント:0

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