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屋根屋家業の屋根裏部屋、おかげさまで16年続けてます。

屋根屋の屋根屋 長尺(仮)が綴る日記です。

110715 鏡面が波長と比較して小さい場合、反射の法則は成り立たず、凹凸の激しい表面光の反射は複雑になる。

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真夏突入に、乱反射する金属屋根、ステンレス鏡面仕上げ材にて建築空間を包み込む作業。
周りを取り囲む木々を幻想的に映しこみたいという建築家のコンセプトである。
特殊鋼ステンレスは、さまざまな物理的要素を含み、一般の屋根材と違った施工上の留意点を要します。
ステンレス鋼は、成型加工後のひずみが激しく、光は必然的に乱反射します。
ロールフォーミング時に生じる自然現象を理解して、周辺の風景を抽象的に映すフォルムを、光の反射法則からつくりたいというコンセプト、鏡面反射という可視光線を建築空間に鏡面仕上げをほどこす、建築家の創造性に驚かせられる。

金属屋根材ハーパーズストロングルーフ250・300・400ステンレスSUS304鋼種、金属屋根材にて、鏡面仕上げ(Mirror Finish , Sheen Finish)を施したデザインプロジェクトに参加した。
特別な難しい技術という気がしますがそんなことはなく、鏡面加工処理したSUS304ステンレス鋼を用いてファサードを構築すれば可能である。


要するに光が均一に反射するように、表面を磨かれたステンレス鋼をロールフォーミングすればばいいのです。
外皮空間を幻想的に反射させて、周辺の風景を取り込むデザイン建築が増えてきている。
ステンレス鋼の特性を生かして、ロールフォーミングしたときに生じる陽炎のような紋様ファサード。
通常住宅などに使用されるタテハゼ葺きは0.35mmなど薄い鋼板を使用しますが、ハーパーズストロングルーフは1.2mmの鋼板をロールフォーミングすることができる特殊成型機によって、鏡面仕上げステンレス鋼を加工することができる。

その形状にて施工するには、建材試験センターなどの裏付けとその採用される地域の風圧強度のデーターが必要である。
ハーパーズストロングルーフは、曲面・三次元曲面だけでなく、屋根勾配1/200から垂直壁面まで施工可能な金属屋根材。
素材も、GL鋼鈑・GLカラー鋼鈑・ステンレス鋼・銅板・化粧フイルム張り鋼鈑などさまざまな金属素材をロールフォーミング加工できる。

ステンレス鋼は、Fe・Cr・Niを混合して、その名の通りサビにくく、耐食性・耐摩耗性・防錆に優れている反面、非常に加工しにくい素材である。

ステンレス(SUS)が錆びないのは、その表面が酸化膜によって保護されているためで、これを不導態皮膜とも呼びます。
研磨によってステンレスの表面を磨いていくと、この不導態皮膜が剥がれます。ところが、この膜は剥がれてすぐに酸素とステンレスが反応して、また新しい不動態皮膜を形成していきます。
ステンレスが錆びない所以はこの不動態皮膜(酸化被膜)が一つの理由です。
この酸化被膜が場合によっては研磨加工の障害ともなります。
鏡面仕上げ(Mirror Finish , Sheen Finish)というとなにか特別な難しい技術によってつくられたステンレス鋼は、光が均一に反射するように、表面が滑らかになるよう表面を磨いて、顔が写るような鏡面仕上げである。
反射の法則は、平らな境界面上の平面波の回折から生じる。
平坦な境界面が波長よりもずっと大きい場合、境界面の電子が鏡面反射の方向にのみ励起される。鏡面が波長と比較して小さい場合、反射の法則は成り立たず、凹凸の激しい表面光の反射は複雑になる。


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テーマ:建設会社の仕事 - ジャンル:ブログ

  1. 2011/07/15(金) 06:49:22|
  2. 工法・構法  こんな事してつくるのか??
  3. | トラックバック:0
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