
中南米の国旗が絵がけれている壁、メキシコ側から見た国境の一部である。
この鋼鈑の塀に梯子をかけて越えても更に100mほどの空域があり、それを超えてアメリカへと続く。
同じ空気を吸いながら唯一つの壁に遮断されている。国境線は昔から民族的に、したがって言語的境界線を基準に設定、それによって国境が成立しているのだろうか?
同じ地続きでありながら自由に行き来できない。この空域にはボダーラインパトロールが強化されている。そのため高い塀よりも国境警備が手薄な砂漠地帯を歩いて渡る移民がいる。砂漠は短いところでも5マイルあり、ヘリコプターによる空からの警備も強化されているので密入国は至難である。
激増するヒスパニック系不法移民が1100万人以上、メキシコ移民が60%をいるといわれている。
この壁画は中南米の国旗が描かれている、中南米からの人々が数々の国境を越えてアメリカに入る最後の障害である。
経済をはじめ、道路・食物・建物・物価・生活・など目にするものが米側から入国して違ってくる。
米側からメキシコへ入国は何の審査もなくただ歩いてゲートをくぐるとそこはメキシコである。
人間は陽気である、『アミーゴ』ととってもフランクに話しかけてくる。
逆に、メキシコから米国への入国はとっても厳しい。
数十人の列に並んで入国審査の状況を見ていると、メキシコから米への入国審査場は自由に行き来できる人と入国拒否をされる人がさまざまである、一つのカウンターを越えるとアメリカに入る。
日本人はパスポートを見せるだけで数秒間、壁がない感じで再入国できる。不思議な空間である。
詳細は旅行記にて紹介します。

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